2016年5月18日水曜日

朗読室〜[a:]からはじめる〜   5






「翻訳する ・ その2」








翻訳することと
朗読することの入口について

二つは似て感じる

まずは
そこにある
まるのままをそのままで受けいれる

その相手をまるのままで認めるということ

それを自分の身体を通して声にすること、形にすること

それは主観の中の客観
客観の中の主観に気づける面白い機会ではないか?

そしてそれは
どんな物や者に対しても通ずる
あるひとつの振る舞いとはいえないだろうか?


**


現在制作中の
冊子[a:]
と連動する形で、
新しく朗読室を開いております。

[a:]編集長の佐々木智子さんを
アドバイザーとしてお招きし、

冊子の中で扱われる
キーワードに焦点をあて
実際に
身体から考えていきます。

前回の朗読室では
翻訳というキーワードによって人が集まり
様々な翻訳について触れ、
その先の可能性を考える時間となりました。

第五回の今回も引き続き
翻訳することについて
触れたいと思います。

すでにある誰かのことば
今生まれている自分のことば
声にしたいことばを持ってお越し下さい。
聴きたいだけでも構いません。

お待ちしております。


***


【朗読室〜[a:]からはじめる〜 5 】

「翻訳する ・ その2」

期日:5月28日(土)19時から2~3時間

入料室:500円(肴付き)

場所:路地と人
*途中入退室自由

(企画協力/[a:]編集長 佐々木智子)



※冊子[a:]
冊子[a:]第1号では、生活環境や芸術といったジャンルを問わずに、「ことば」について考えます。形のないコトバ、表れとしてのことばについて考え実験する試みです。
冊子名の[a:]は発音記号に由来。


※佐々木智子
青森県生。
2013年まで、Yotsuya Art Studiumに在籍。
在籍中の課題を通して、平面・絵本の制作を始める。
現在、平面・絵本・詩の制作。

2016年4月18日月曜日

朗読室〜[a:]からはじめる〜   4





「翻訳する ・ その1」







ことばは、まるで常に生まれていて
時代や場所や使う人によって
刻々と変化していくように見える。

身近で使い続けることばの変化は
自分の身体の変化のように
日々更新していけるけど
時間や場所や記した人から切り離されたことばとは
どのようにして向き合えばよいだろう。

私たちは
いろいろな時代の、いろいろな場所の、いろいろな人のことばを
見て、読み、声にすることができる。

まずはことばを身体に通して
そこから生まれる心の動きから
記した人のことばと、それを生み出すに至ったであろう様々な見えないコトバの存在を
暗闇の中でモノの形を輪郭から触れて探るように
丁寧に味わう

その後にでてくる自らのコトバを
翻訳の一端として
ここから
新たに翻訳していくことについて考えていきたい。



**


現在制作中の
冊子[a:]
と連動する形で、
新しく朗読室を開いております。

[a:]編集長の佐々木智子さんを
アドバイザーとしてお招きし、

冊子の中で扱われる
キーワードに焦点をあて
実際に
身体から考えていきます。

第四回の今回から
何回か
翻訳することについて
触れられればと思います。

すでにある誰かのことば
今生まれている自分のことば
声にしたいことばを持ってお越し下さい。
聴きたいだけでも構いません。

お待ちしております。






***


【朗読室〜[a:]からはじめる〜 4 】

「翻訳する ・ その1」

期日:4月25日(月)19:00〜21:00

入料室:500円(肴付き)

場所:路地と人

*途中入退室自由

(企画協力/[a:]編集長 佐々木智子)



※冊子[a:]
冊子[a:]第1号では、生活環境や芸術といったジャンルを問わずに、「ことば」について考えます。形のないコトバ、表れとしてのことばについて考え実験する試みです。
冊子名の[a:]は発音記号に由来。


※佐々木智子
青森県生。
2013年まで、Yotsuya Art Studiumに在籍。
在籍中の課題を通して、平面・絵本の制作を始める。
現在、平面・絵本・詩の制作。

2016年3月18日金曜日

朗読室〜[a:]からはじめる〜   3





「ことばがとおる」





何かが気になり
ふと立ち止まる

そこで気になる「何か」とは何だろう

それを
ことばがとおった瞬間とは言えないだろうか

本や、誰かの言葉・行為に
心動くとは
どういうことなのか

普段何気なく起こっている
様々なことばの授受に
耳を傾けてみるところから
はじめてみる。


**


現在制作中の
冊子[a:]
と連動する形で、
新しく朗読室を開いております。

[a:]編集長の佐々木智子さんを
アドバイザーとしてお招きし、

冊子の中で扱われる
キーワードに焦点をあて
実際に
身体から考えていきます。

第三回は
現在、路地と人にて開催中の
「裏無いの小部屋」展にあわせ
今展覧会の出品作家である、
吉川陽一郎さんをゲストにお迎えします。

吉川さんの作品によって
区切られ
みえる/みえない
という境目が生まれている
今の路地と人は
「ことばがとおる」ことに触れるのに
ちょうどよく思います。

すでにある誰かのことば
今生まれている自分のことば
声にしたいことばを持ってお越し下さい。
聴きたいだけでも構いません。

お待ちしております。



***




【朗読室〜[a:]からはじめる〜 3 】

「ことばがとおる」

ゲスト:吉川陽一郎


期日:3月20日(日)18:00〜20:00

入料室:500円(肴付き)

場所:路地と人

*途中入退室自由

(企画協力/[a:]編集長 佐々木智子)



※冊子[a:]
冊子[a:]第1号では、生活環境や芸術といったジャンルを問わずに、「ことば」について考えます。形のないコトバ、表れとしてのことばについて考え実験する試みです。
冊子名の[a:]は発音記号に由来。


※佐々木智子
青森県生。
2013年まで、Yotsuya Art Studiumに在籍。
在籍中の課題を通して、平面・絵本の制作を始める。
現在、平面・絵本・詩の制作。

2016年2月22日月曜日

裏無いの小部屋


裏無いの小部屋  吉川 陽一郎 作

会期 2016年3月13日(日)-27日(日)
時間 13時ー20時 会期中無休



私の位置に置き換わって、
私の作品を鑑賞していただくための
装置のようなものを作りました。
それは私がトイレに入って便器に腰かけた時のポジションです。

是非、お一人づつ、
裏無いの小部屋で、私に成り代わって、
私の作品を鑑賞してください。
お待ちしています。


吉川 陽一郎




*会期中の火曜日以外は作家本人が在廊し、対話も含めた鑑賞をしていただけます。

*会期中イベント
【朗読室】
場所・路地と人
日時・3月20日
時間・18:00~20:00(途中入退場自由)
入室料・500円(肴付)
ゲスト・吉川陽一郎


*吉川 陽一郎
1955年 鹿児島県生まれ
1980年 多摩美術大学彫刻学科卒業
(写真は引込線 2015より)


2016年2月16日火曜日

朗読室 〜[a:]からはじめる〜  2



「諳んずる(そらんずる)」





ことばを覚える

ことばを使う

子どもが
実際にことばを使いはじめるまでの
手順の多さに本当に驚く

ことばを聴く
真似をする
ことばに意味があることを知る
確かめる

まだまだ書ききれない
とても細やかな一連の経過を
ひとりひとりが
誰に教わるのでもなく
喜びを持って獲得していく

そこに
とてつもない飛躍があることを
彼らの顔や姿から伺い知ることができる

大人になってからの
ことばを覚えることは
また違うかもしれないけれど

ことばを覚えて
そのことばを
本当に知ったり使えるまでには
同じように
手順や経験や時間が必要な気がした

その経過の中に
「諳んずる(そらんずる)」
を入れてみる

ことばを覚える

ことばを思い出す

思い出されたことば
覚えられたことばと
目で追うことばとは
何か違いはあるのだろうか


**


現在制作中の
冊子[a:]
と連動する形で新しく朗読室がはじまりました。

[a:]編集長の佐々木智子さんをアドバイザーとしてお招きし
冊子の中で扱われるキーワードに焦点をあて
実際に身体から考えて見ます。

第二回目は
「諳んずる(そらんずる)」
ということにふれてみようと思います。

既にソラで言えることば
今から暗唱してみたいことば
カンペを使いつつ気分だけでも構いません。
それを聴くだけでも大丈夫です。

是非お越しください。

お待ちしております。


日時:2月25日(木)

時間:18:00~21:00

入室料:500円(肴付)

場所:路地と人

*途中入退場自由

(企画協力 [a:]編集長 佐々木智子)



※冊子[a:]
冊子[a:]第1号では、生活環境や芸術といったジャンルを問わずに、「ことば」について考えます。形のないコトバ、表れとしてのことばについて考え実験する試みです。
冊子名の[a:]は発音記号からきている。


※佐々木智子
青森県生。
2013年まで、Yotsuya Art Studiumに在籍。
在籍中の課題を通して、平面・絵本の制作を始める。
現在、平面・絵本・詩の制作。




2015年12月26日土曜日

朗読室  〜[a:]からはじめる〜  1





生まれて間もない
子供の発育から気づくのは
何かを伝えようとするエネルギーの確かさ
目線や身振り・手振り…
そして発話によって
本能的に
生きる為の方向に働く

それらのコトバを聴くと
私は素直に答えたくなる

そのやり取りは
相互的な運動のようで
次第に
誰でもない
一つの場となって
いつでもない
その時を作る気がした

自分の生きることと繋がる
動きを持った
いろいろなコトバたち

それは
「ワタシ」自身へも含め
誰かへ何かが
伝わる可能性を持っている

朗読は
ことばのコトバ、
誰かの「伝えたい」が詰まっている
その何かを
目で読むだけではなく
発話という運動によって
身体全部で味わう
経験だと思う

自ら発話する身体
それを聴こうとする身体
そこから生まれる
相互的な運動について
この身体から考える


**


現在制作中の
暮らしと芸術表現のあわいを紐解き
形のないコトバ、表現としてのことばを表す試みの
冊子[a:]
と連動する形で、
新しく朗読室をはじめます。

第一回は
1月11日より路地と人にて行われる
『  鶴崎正良 個展「絵/詩/小説」 』展にあわせ
今展覧会の出品作家である、
詩人の
しおかわ民(鶴崎正良)さんをゲストにお迎えします。


既にある誰かのつくったことば
いま生まれている自分のことば
声にしたいことばを持っておこしください。
聴きたいだけの方も歓迎致します。
お待ちしております。

________


開室日 : 1月11日日 ( 月曜日 )

時間:18時〜20時
※途中入退出自由

参加料:500円(口直し付き)

場所 : 路地と人

( 企画協力・観察と編集、[a:]編集長 / 佐々木智子)



2014年12月20日土曜日

「朗読室 10」よこく

朗読室 10  「路地と人と朗読」



この10回、神保町の路地と人で朗読室を開いてきました。


そこは空っぽの空洞で


詩を、ウタを声に出すところでした。


**


ことばはどのように必要とされるのでしょう


例えば


生まれた子供は立ち上がり歩きたいと欲するように


コトバを欲している


コトバが欲され、獲得されたものだとすれば


そのときそれはどのような現れをしたのでしょう


その声の響きを聴く


今度の夜は冬至と新月が重なる朔旦冬至


月も太陽も死と復活を迎えるという不思議な夜です


境目と境目の間が路地となり人が行き交う


そこで交わされるコトバ


ここで交わされるコトバ


ココで言葉を発すること


この夜、欲された言葉から、どの
ようにか、なにかは交わされるのでしょうか

***

12月17日より路地と人にて展示が行われている工藤冬里さんをお迎えし、


会場も展示のままにお借りして、2部構成で行うことにしました。


既にある誰かのつくったもの、いまつくられた自分の言葉、


文字、絵、音、光、時間その他、言葉の形は問いません。


いま声にしたいコトバを持っておこしください。


読まずに聴きたい方も歓迎致します。


お待ちしております。


________


開放日 : 12月22日 ( 月曜日 )

第1部・持ち寄りの朗読とお話・ゲスト 工藤冬里さん・17:00〜19:50・入場料 : 500円 ( 口直し付 )

第2部・工藤冬里さんによる朗読と演奏・20:00〜・入場料:500〜1000円 ( スラインディング・スケール制 )

※第1部・第2部共に途中入退出自由

場所 : 路地と人

( 企画協力・原田企画 )